【原付旅】女2人で日本一周を目指した結果
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20歳くらいの若かりし頃に友達と、原付で日本一周をしようというアホなことをしたことがありました!!
出発時期は9月中旬。
母親にはちょっと遊びに行ってくる!とだけ言って日本一周の旅に出発。
持ったものは
化粧道具
財布
替えの服1着
替えのパンツ1着
エンジンオイル一本
カッパ
以上。
替えの服とパンツが明らかに少なすぎる
今、私に は子供がいますが自分の子供が原付で旅に行くとか言ったら激怒するだろうな。
行くならもっとパンツ持ってけって言うと思う。
とりあえず7時間かけて隣の県まで行きました。
隣の県に行くには山を1つ超えるんですがトラックばかりでまぁ怖い。
トラックからしても邪魔だろうし。
途中道の駅に寄ったら、たまたまその県の地元のテレビクルーに遭遇!!!
このナンバー見たことないんだけどどっから来たの?とインタビューされました。
見た方いるかなー?
原付で〇〇県から来ました!って言ったら取材した人が若干引いてた。
インタビューも無事に終わり、お腹空いたからご飯を食べようってことになって友達とこの県の名物を食べに行きました。
ノンキだったな〜
もうその頃既に日が暮れていたのに、まだ寝床決めてなかったし
話し合った結果、夜景が綺麗で有名な公園あるからそこに野宿しよー!
となり
山の上にある公園に向けて出発。
女なのに野宿って本当に無謀。
居心地良く寝ることよりも夜景をとっちゃういらん女心に後で後悔をすることになる。
公園に着いた頃には既に外は真っ暗。
ひとまず原付を置いて一番夜景が綺麗に見えるところまで歩いていくと
そこには綺麗な夜景が!!!
だがその前に寒い!!
とりあえず、お酒を飲んで身体を温めようということになり、買っておいたビールで乾杯!!
底冷えした。笑
疲れからか、だんだん酔いも回って来て眠気も襲ってくる。
9月中旬といえど、山の上だしまぢで寒い。
このまま寝たら凍死するんじゃないかって本気で思ってきた。笑
無い頭で必死に友達と考え、ジッとしていると寒いし眠気が襲ってくるから跳ねていようという結論になり、ひたすら跳ねて走って飛んでを繰り返した。
頭がなさすぎた。
でも体力も限界に近付きやっぱり寝ようとなった。笑
このままでは寒いので、何か防寒具がないか探して見たところカッパがあったのでそれを着た。
私のカッパはクリーム色で学生とかがチャリに乗る時に良く着るようなものだった。
まさにこれだ
これを着て地面に仰向けになって寝てみた。
完全に不審者。
不審者な上に寒さも防げず最悪な状況ww
でも寒さよりもだんだん眠気が勝ってしまったので根性で寝てみた。
暫くすると友達とは違う他の人が私のほっぺたを叩きながら喋ってきた。
『大丈夫ですかーー?生きてますかー?』
目を開けるとそこには3人くらいの若い男性が仰向けで寝ている私を覗き込んでいた。
『あー。良かったー。生きてたー。』
『生きてます。大丈夫です。』
『なんでこんなところでカッパ着て寝てるの?危ないよ!!』
ストリートミュージシャンの大学生3人組が心配をして声を掛けてくれた。
雨も降っていないのにカッパを着て寝てる女に良く話し掛けてくれたよ。
真夜中の公園でカッパきて倒れてる人がいると思って本気で心配をしてくれたらしい。
起きて、その男の子達の顔を見るとその中に1人かっこいい男の子がいたが、もちろんカッパを着て野宿してる女なんて相手にしてもらえる訳がなかったw
その子達が朝日が見れる温泉が公園の近くにあるという情報を教えてくれたから、とりあえず夜が明けるまでひたすら耐えた。
こんなに長い夜は産まれて初めてだった。
頭の中は、暖かい布団に入って寝たいということだけ。
野宿という選択肢を死ぬほど後悔した。
そしてなんとか夜が明け温泉に入れた。
温泉から出てこの後どうするか?と友達と話し合う。
意見は一致した。
帰宅
帰りの道は眠過ぎて、空き地を見つけたら原付を止めて寝るを繰り返したので、帰るのに12時間くらいかかったww
無事家に帰り布団がどんなに幸せな場所か、寒くない室内がいかに恵まれているかを噛み締めながら泥のように眠った。
起きた時に母に、どこ行ったらあんな疲れて帰ってくるんだ?
と聞かれたので原付で隣の県まで行ってきたと話したらバカだろとものすごく怒られたww
ただ言いたいことはあの時の大学生3人ありがとうということ。
まとめ
女で野宿旅は体力的にムリ危ない。
私と友達の根性は全く無い。
意思も弱い。